金曜は給料日だった。というわけで、「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」で、チーズケークシトロネ、というレモン風味のチーズケーキを買った。パリで活躍中の日本人パティシエ、青木定治氏のお店だ。
以前、ここでマドレーヌを買った時に思ったが、フランスのお菓子は私にはやや濃厚すぎる。コーヒーに合うように作られているからだ。紅茶党の私には、英国風のあっさりした素朴な味わいのほうが合う。で、ちょっとためらったが折角なので買ってみた。美味しかった、思ったほど濃すぎなくて。
青木氏や彼のファンが私の感想を読むことがあったとしたら、怒るだろうなぁ。ヨーロッパで活躍されている名パティシエで、私も尊敬している方だ。しかし、味覚は最も保守的な器官だ。英国びいきの紅茶党の舌には珈琲文化圏のフランスやイタリア、ドイツなどのお菓子は、たまに頂くぶんには目先が変わっていいけれど、いつも「ちょっとヘビーだなぁ」と思う。