東京ドームの「テーブルウェア・フェスティバル 2017」へ行った。和洋の食器やカトラリー、テーブルクロスなどの食卓周りの品の展示販売と、素晴らしいテーブルセッティングの数々で目の保養をした。
好きなグラスを選んでドリンクが飲めるスタンドがあり、ヴェネチアングラスに、プリモ・ロッソを注いでもらった。プリモ・ロッソは、ヴェネト州産の赤のスパークリングワインだ。赤のボーダーと白いレースの模様が交互に入った大きなワイングラスの中で湧き上がる気泡を見ながら、グラスがいいとこんなにもお酒の味が引き立つのかと思った。
ヴェネチアングラスはゴンドラでの酒盛りに耐えられるよう丈夫に作られるようになったそうだが、金が使われるようになったのも、ゴンドラの上でグラスをかざし、水面の光を反射して煌めく様を楽しむ為ではないかしらん、と思った。陽光が煌めく青い水面、その光を反射するワイングラスの輝き-ウーム、実に美しい。
などと思って陶然とし、ほろ酔い気分で家路に向かった。お酒でこんな陶然としたのは初めてだ。酔いが醒めてしまうのが惜しかった。
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