2008年9月28日日曜日

Look Back at This Week

It's finally looking like autumn. So I'd the foot heater last night. I slightly envy a friend who left for Colombia this weekend.

I've finished The Priory School was included "The Return of Sherlock Holmes" (Penguin Longman Penguin Readers) last night. I've read almost all works were included it except The Missing Three-Quarter.
And I've listened to Der Rosenkavalier (The Knight of the Rose)'s CDs since the middle of this week.

2008年9月27日土曜日

灯ともしごろ


  「灯ともしごろ」という言葉の意味を実感したのは、つい最近です。間接照明代わりにも使っていた、卓上電気スタンドが壊れて以来数ヵ月、修理に出すのをほったらかしにしていたため、フレグランス・キャンドルを実用にも使っていました。戸外が薄暗くなって来た時、あたりを柔らかに照らすキャンドルの灯や、グレープフルーツのほろ苦い残り香を楽しみたくて、休日の日暮れ時になると「そろそろ、キャンドルに灯を点してもいい頃だな」と思ってきました。
  電気スタンドは修理が済んで、今日、戻って来ました。久々に使うと、蛍光灯の実用的な明るさを有り難く感じます。特にブログを書く時は。
  ちなみにスタンドの修理代より、約60時間持つというイタリア製のフレグランス・キャンドルの方が高価でした。

2008年9月24日水曜日

イタリアン・ダイニング「ヴゥンタリオ」へ


  「ヴゥンタリオ」でお昼を頂きました。日本橋三井タワー内にある、マンダリン・オリエンタル・ホテルが経営するイタリアン・ダイニングです。昨年末の、三井記念美術館からの帰りに、ここ知りました。2階まで吹き抜けのロビーの中の、2階のガラス張りのアトリウムで、背の高い竹が配置されて、温室を想わせる、ル・コルビュジエか安藤忠雄風のインテリアです。いつか、せめてランチを、と思っていたら、今日、午前中に三井タワーへ行く用事がありましたので、用事を済ませた後、早めのお昼にしました。ランチはバイキングが売り物ですが、ディナー並みのお値段だったので、つつましくパスタにしました。コンキリエという巻貝の形をしたパスタの、モッツァレッラチーズとトマトのソース添えでした。ちなみに「コンキリエ(conchiglie)」は、「貝殻(conchiglia)」という意味のイタリア語の複数形です。たったいま、調べたのですが。

2008年9月23日火曜日

クワスはどこへ?

  またも、クワスに振られました。7月4日のブログで書きましたが、クワスはライ麦と麦芽で作るロシアの醗酵性清涼飲料です。昨夜行った「ミンスクの台所」というべラルーシ・レストランでは、以前はメニューに載っていたのに、今はもうありません。そこで、代わりに「バルチカ No.8」という,小麦のビールを注文しました。白ビールと言うだけに通常の大麦のビールより淡い黄金色で、泡立ちも繊細で滑らかで、飲みやすかったです。
  これはこれでいい味の経験になりましたが
、7月のウクライナ大使館のパーティーでもクワスにお目にかかれず、クワスがメニューにありそうなグルジアワインのレストランへ行く友人との約束も、直前に流れてしまい・・・・・・いつになったらクラスをいただけるのでしょう?

2008年9月20日土曜日

ブリティシュ・カンウンシルの夏学期、終了!

  ブリティシュ・カンウンシルの夏学期を、今日、終えました。これで中級コースは修了、次回から上級クラスです! 記念に、飯田橋のブックオフで、ハードカバーの Oxford Advanced Learner's Dictionary of Current English (Dictionary)を買いました。なかなか使い勝手がよさそうです。ついでに、田坂広志氏の『仕事の思想――なぜ我々は働くのか』(PHP文庫)も買いました。昨年から読みたかったもので。

  ところで、ブリティシュ・カンウンシルの帰りがけに、ロビーでKさんにお会いしました。英国大使館のバーベーキュー・パーティーで知り合った方です。私以上の英国マニアのようで、メールアドレスを交換しました。ブリティシュ・カンウンシルの魅力の一つは、同志――英国びいきの日本人や、日本びいきの英国人と出会える点です。

2008年9月16日火曜日

王妃の水

  「サンタ・マリア・ノヴェッラ」を買いました。同名のフィレンツェの薬局の、オーデコロンです。16世紀に、カテリーナ・ディ・メディチのために調合された、「王妃の水」と呼ばれる定番商品です。何種類か試したコロンの中で一番これがいいと思ったのは、主成分のベルガモットのせいでしょう。ほとんど切らしたことのないアールグレイの香りの、主成分ですから。
  サンタ・マリア・ノヴェッラを知ったのは6年ほど前で、その時から、この店のオーデコロンに憧れていました。

  そんなふうに最近は、何ヵ月、何年と先延ばしにしきた事柄を、少しずつ実現化しつつあります。たとえば次のようなことです。
  1. まず、ブログを始めました。
  2. 二木会[にもくかい]へ参加しました。6月に入会した「かものはしプロジェクト」の、活動説明会・近況報告・懇親会です。カンボジアの児童買春根絶に取り組んでいるNPOで、スタッフや最新の現地情報についてもっと知りたくて、毎月第二木曜日に催されるこの会に出席しようと思いつつ、今月まで延び延びになっていました。
  3. 翻訳支援ソフト Trados の講習会へ、参加を申し込みました。
  4. 英国大使館ヘ行きました。
  5. ディズニーシーヘ行きました。
  6. アルク翻訳大賞や、翻訳者の会「アメリア」の定例トライアルなどへ応募をしました。
  7. ジェームス・スキナー氏の「成功の9ステップ・オーディオ・コース」を買いました。
  8. ホームズのテレビドラマ・シリーズ、シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOXを買いました。
  9. 「サンタ・マリア・ノヴェッラ」を買いました。

2008年9月13日土曜日

In the Gloaming ―暮れなずむ薄暮のなかで 私訳Ⅰ

  Bunkamura ザ・ミュージアムの「ジョン・エヴァレット・ミレイ」展へ行きました。お目当ては、左の「月、まさにのぼりぬ、されどいまだ夜ならず」です。
  いま翻訳学校で In the Gloaming という作品を訳しているんだけど、とスコットランドの友人へ言ったら、この絵を推薦してくれました。黄昏時を指すスコットランド特有の Gloaming という言葉の感じが解かりますよ、と。そこで数々の名画は後回しにして、真っ先にこの絵を観ました。ミレイの別荘があったスコットランドのバースの、夕暮れの風景で、題名はバイロンの『チャイルド・ハロルドの巡礼』の第4歌から取ったものです。

  今、机の前に掛けてあるこの絵の絵葉書を眺めつつ、In the Gloaming の不治の病で死にゆく息子と、母親の対話を想うと、「死の朧月は出でつ、生の薄暮に」という言葉が思い浮かびます。これは、対話の物語ではないでしょうか――息子と母親の、死に行く者と遺される者の、その家族の外面と内面の生活の、黄昏と夜の――あらゆるものの境目で交わされる対話の物語です。ですから題名は、「すべてが暮れなずむ薄明のなかで」が相応しいと思いますが、長過ぎますね。というわけで「暮れなずむ薄暮のなかで」としておきました。翻訳はまだ公には刊行されていないはずですので、授業ごとに訳した箇所からブログに掲載していこうと思います。

In the Gloaming: Stories 

「暮れなずむ薄暮のなかで」 アリス・エリオット・ダーク著
私訳Ⅰ

  突然、息子がまた話をしたがるようになった。日中はまだじっと考えこみ、この夏の暑い最中に毛布にくるまって、車椅子という特等席から仏頂面でプールを眺めている。だが夕方には、レアードは、だいぶ本来の彼らしくなった――すっかり元通りの、昔の彼のように。レアードは素直になった。まだ、皮肉や気の利いた警句で幾重にも武装するようになる前の、子どもの頃のように。驚くほどの率直さで、彼女と話すようになった。そんな話し方をする人は、他には知らない――少なくとも、男性では。彼が寝ついてから、ジャネットは二人の会話を振り返って、あの時こう言えば良かった、と気づくのだろう。自分がおおむね率直で誠実だと思われているのを知ってはいたが、それは自己表現が上手かったからというより、聴き上手であろうと心がけてきたからだ。息子の話についていくのは大変だったが、今までの人生でずっと、ジャネットはそうできたらと願って来たのだ。
  レアードは、ひと月ほど前、ニューヨークから電車で来た見舞客の、特に長く、うんざりした滞在の後で、新しい方針を宣言した。見舞客お断り、電話の見舞いもお断り、というものだ。ジャネットは、別段とがめなかった。しばらくレアードと会っていなかった人たちはたいてい彼の様子にひどく驚いて、涙ぐむ人さえいるので、彼のほうが相手を元気づけ、慰めなければならないはめになる。そうした会話の断片を、ジャネットは幾度か小耳にはさんで来たから。例の最後の見舞客も、他の連中と似たり寄ったりだったが、レアードはもううんざりしてしまったようだ。自分は、見舞客が元気づけられ、感心して首を振りながら帰っていけるような、気丈な人間には生まれ付いていない、と再三言っていた。仲間うちでは一番のハンサムで通ってきたし、そうでなくなってしまったことをとても残念がっている、褒められた患者ではないのだ、と。彼はすっか嫌気が差したらしく、沈黙の壁を張り巡らして閉じ籠り、数週間も、苦行のような習慣にせっせと励んでいた。
  それから、態度を和らげ始めた。また話をしたがるようになったのだ、それもジャネットと。

2008年9月7日日曜日

2008年9月6日土曜日

彼はゲイではない、私は彫り物をしていない―今のところは

 ブリティシュ・カンウンシルの課題で、部下Carlが腕に彫り物をしたのを知ったMarinaが、勤務時間中はそれを覆うように警告しましたが断られて・・・・・・という話の続きをゴシップ誌調で書くように、といのがありました。下記がその全文ですが、これを読んだ講師アンディから「君は、彫り物をしているの?」と訊かれました。そうでないからこそ、「彫り物をして何が悪い?」という擁護論を面白おかしく書けたのですが。

 私は私で「アンディってゲイ?」と密かに思っていました。先週も、「ホームズとワトスンは長年の同居人で、友人でもあるのに――」と言いかけたら、「それに恋人同士だし」と突っ込みを入れられました。この類の冗談がやや多いように感じていたので、彼は①完全なノーマルであるため、安全圏からゲイを茶化している、②ゲイ(またはバイセクシャル)であることを暗に告白している、のどちらだろうと(次の米国大統領は、日本の総理は誰か、と真剣に考えるべきことは沢山あったにもかからわず)迷っていました。
 今日、彼の同僚に尋ねたら、今年だか昨年に、日本人とご結婚されたとのことでした。


TATTOOER'S NEEDLE CHANGES
A TALENTED YOUNG LIFE

MARINA EPSTEIN, WHO IS A CAREER WOWAN IN HER LATE-FORTIES, WORKS FOR A MEDIUM-SIZED AD AGENCY. SHE HAD BEEN SATISFIED WITH HER JOB AS A MANAGER AND HER STAFF, YET ONE DAY, ONE OF HER STAFF, CARL ZOLA , GOT A TATTOO ON HIS ARM.


'I was horrified when I looked at the tattoo on Carl's arm,' she said. 'What's more, he made no effort to hide it. I doubted his common sense! Naturally, I told him to keep it covered up during working hours. But the lad refused!'

'It's a matter of taste not sense,' said Carl Zola, age twenty-eight, who is a talented ad designer. He had been the pride of the office because he had won several ad design awards during the past few years. 'I got this tattoo in Japan during the summer holiday. There are people who got full-body tattoos there. They are super cool! My armlet is like a joke compared with them. Why did I get the tattoo, if I have to cover it?'

Marina sent Carl a warning letter. 'I wrote that unless you agree to cover the tattoo, you will lose your job.' But Carl also refused to cover it up. 'Unfortunately, I had to fire him,' she said, 'I admire Carl for his talent, but our clients include bankers and brokers. What would they say, if they see Carl's tattoo?'

Readers will not be surprised to hear that Carl went to Japan to study tattoos after leaving the office. And now, he works as an apprentice for a famous tattoo artist in Tokyo. It is said that he's studying Japanese ladies in depth as well.


2008年9月1日月曜日

UK-JAPAN 2008 の公認ブロガーに

 今日はいいことが幾つかありました。そのうちの一つは、仲違い、というほどではありませんが、前にお会いした時に口論になりかけ、一月ほど連絡が途絶えていた友人から、電話があったことです。ディズニーシーのお土産を送ったお礼の電話ですが、久し振りに話が弾みました。

 それから、「UK-JAPAN 2008」の公認ブロガーになりました。左がそのロゴです。UK-JAPAN 2008 公認の、英国文化を紹介するイベントや、それへの参加体験をブログで紹介し、日本と英国の架け橋のサポーターになりましょう、という主旨です。米粒を口にしない日はあっても英国について考えない日はない私にとってはお安い御用で、昨日申請し、本日、公認されました。ご興味のある方は、UK-JAPAN 2008 公式サイトへどうぞ。

 素敵な日傘を買ったばかりなのに、外では鈴虫が・・・・・・と思っていたら、福田総理の突然の辞任が報道されました。小泉内閣の官房長官を辞任された折も、権力への恬淡とした態度と潔さに感服しましたが、二世議員はスマートと言うか、親の世代のように何が何でも政権の座に、という固執は伺えないようですね。「最近の若い者は」と言っている世代自体が、バイタリティを失っているようです。
 一方、今晩、FENで聞いた、マケイン上院議員の副大統領候補、サラ・ルイーズ・ペイリン知事の応援演説は、「女性」政治家という枠を超えた堂々たるものでした。内容の詳細までは聴き取れませんでしたが、性別や人種を超えた「真の政治家」の演説、として私の耳には響きました。