You Tube に面白い動画があった。「スリラー」のミュージックフィルムに、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」をカバーしたものだ。マイケル・ジャクソンのゾンビダンスと、吉幾三の歌が絶妙にマッチしている。
マイケルのパロディーが多いのは、彼があまりにカッコ良すぎるからだろう。「モナ・リザ」のパロディーが多いのと同じで、あまりに完璧なものや権威的なものに出会って圧倒されると、防衛機能が働いて茶化したくなるものだから。
完璧主義者のマイケルのダンスは歳を経るごとに洗練され、人間というより精巧な機械のような印象を与える。その完璧なダンスと、ゾンビの特殊メイクが醸し出す不気味な緊迫感と、吉幾三のとぼけた歌のミスマッチ、そのくせ歌とダンスが妙に合っている、あまりのバカバカしさに吹き出してしまい、軽い身心の不調なら吹き飛んでしまうだろう。
吉幾三の「スリラー」
http://www.youtube.com/watch?v=PkewAh18eak
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