2011年8月3日水曜日
舟盛りとジャム
7月30日(土)
昨夕から鴨川に来ている。昨夜は鴨川の花火大会で、海辺のマンションに住んでいる友人夫妻の家からよく見えるので、この季節には時々お邪魔する。ご近所の義兄の家族も招かれ、大人5人と赤ん坊1名、加えて生後2カ月の友人の飼い猫も加わった賑やかな夕餐だった。
友人の義兄夫妻にお目にかかるのは昨年の花火大会以来で、その時は、この友人の甥はまだお母さんのお腹の中にいたのだなぁと思うと、ちょっと不思議な気がした。赤ん坊も仔猫もよく動き回り、花火は美しく、出前の刺身の舟盛り(写真)や岩牡蠣などは美味で、見たり味わったりするのに大忙しだった。
食後に、かりんとまんじゅうを出した。私が「麻布かりんと」で買ったお土産だ。昨日、久しぶりにこの店へ行ったら、かりんとう味のプリンが販売されていた。近所のパン屋では、かりんとドーナツが売られていた。
このパン屋では(かりんとう味でない)普通のバタールを買った。自家製のジャムをお土産にしたので、翌朝、つまり今朝の朝ごはんにするためだ。ジャムに凝り始めると、ジャムを味わうためにパンを買うようになる。
このジャムは、先週末の料理教室で作り方を教わった「夏のジャム」、Confiture d’eteだ。桃、プラム、杏、アメリカンチェリーという初夏の果物を使ったジャムで、赤い色が美しい。
この料理教室は、ふだんはベトナム料理を教えて頂いているan comというキッチンスタジオで開催された。an comの主催者のベトナム料理研究家のご友人にフランス菓子の研究家がいらして、特別企画のレッスンだった。
昨年はけっこうジャム作りを楽しんでいた。と言っても、電子レンジで作る簡易版だけど。鍋で煮詰めた物のようにはとろみは付かず、汁気の多い、ジャムとコンポートの中間のようなジャムだった。生の果物の感触が残っていて、これはこれで美味しいものだ。ちゃんとしたジャムの作り方を教わりたいと漠然と思っていたので、今回のレッスンは楽しみにしていたし、とても役に立った。料理のような手仕事は、本当に「百聞は一見に如かず」である。
このレッスンでは他に、ルバーブのジャムとレアチーズケーキの作り方も教えて頂いた。「夏のジャム」を鴨川の友人への手土産にしようと思っていたので、翌日の日曜日に作ってみた。果物の総重量の半分の砂糖を使うようにと教わったが、砂糖はなるべく控えたいので、30パーセントの量の砂糖で作ってみた。が、これは甘味が足りなかった。そこで、翌日の月曜日の夜に40パーセントの量の砂糖で作り直した。翌朝、味見してみたら、まぁいけたのでお土産に持って来たのだが、今朝、頂いたら、甘味が足りなかった。保存食は日が経つと味が変わるものだなぁ。
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