今日は、オッと、もう昨日になってしまったが、濱田美里さんの料理教室へ行った。鯖を三枚におろし、しめ鯖の鮨、塩焼き、龍田揚げ、潮汁にした。濱田さんが築地で仕入れた、新鮮で脂の乗ったいかにも旨そうな鯖で、さばきがいがあった。
どの料理も美味しく仕上がったが、強いて言えば龍田揚げが一番美味しかった。『魚を一尾、さばけたら!? 濱田美里のお魚教室』(河出書房新社)を見ながら何度か魚をさばいてきたが、写真や解説だけではどうしても分からない点があり、プロの手さばきを実際に見、指導を受けて、初めて会得できたことが多々あった。まさに、百聞は一見にしかず。
この教室は定員12名で、きめ細かな指導が受けられた。大昔に通っていた料理教室は大人数で、その日に教わった献立の一部しか実際には調理できなかったのが大いに不満だった。
出来上がった料理はみんなで頂いたが、食べる前に半数以上の方が携帯電話で撮影していた。ブログに載せるのだろか? そうして写真撮影をしている受講生達を、濱田さんがデジカメで撮影していた。
濱田さんの本は3冊持っているがどれも和服姿なので、料理教室でも和服をお召しになっているかと思っていたら、果たして和服に割烹着姿で、それがまた板に付いていた。著作からイメージした通りの明るい気さくな方で、レッスンの間中みんなの笑いが絶えなかった。リピーターの受講生が多いのもうなづける。岐阜から参加しているリピーターが2人いた。
すっかり鯖臭くなって帰宅したが、帰りがけに、安納芋と粉末のクローブを買った。安納芋は薩摩芋の一種で、糖度が高くて美味しいのだ。料理教室が始まる前にマリアージュフレールで買った、ラプサンスーチョンのお茶うけにと思って。濱田さんの『おいしい! オーブン料理』(ソフトバンククリエイティブ)を参考に、オーブンで焼き芋にした。
こんなふうに、日に一度は濱田さんの本を開いている。畑から採れたての新鮮な野菜はどう料理しても美味しいが、八百屋やスーパーの店頭に並ぶ頃にはその鮮度が落ちている。時間をかけて低温で焼いたり、弱火で煮込むことで、野菜が本来持っている甘味を引き出せることを教えてくれたのが、濱田さんの著作だった。
クローブは「かぼちゃのデザートタルト」を作るために買った。『おいしい! オーブン料理』に載っていたレシピだ。ひと眠りしたら作ろう!
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