2009年11月26日木曜日

またパンプキンパイ

今日もパンプキンパイを作った。月、水、木曜日と作り続けだ。南瓜には生姜が合うとある本には書いてあり、別の本にはローズマリーが合うとあったので、どちらがより合うか試したかったのだ。生姜風味のパンプキンパイとローズマリー風味のを交互に作り、今日は両方作って食べ比べてみた。結論としては生姜のほうがいい。ローズマリーは香りには作用するが味に与える影響は生姜ほどには強くはなく、生姜は香りだけでなく南瓜の旨みをより引き立てるので。
という結論が出たところで、うまい具合に南瓜を使いった。当分、南瓜は見たくない。南瓜もバナナの仲間入りだ。
バナナというのは、バナナをどっさり買って一月ほど毎日食べ続けたことがあるからだ。ベトナム料理に凝っていた時期で、有元葉子の『わたしのベトナム料理』(柴田書店)に載っていたバナナのクレープを作るために、未熟なグリーンバナナをアメ横で買ったが、これが一房単位で売っていたのだ。バナナのクレープは三度ほど作って飽きてしまい、あとには二十数本のグリーンバナナが残った。他に調理方法を思いつかないまま放っておいたら熟して黄色くなってきたので、それを使って毎日いろんな菓子を作った。それでも使い切れないうちに腐ってしまう物もあったが。ようやく食べ終えた時はホッとした。というわけで、しばらくバナナは買いたくない。
同じ物を食べ続けるとうんざりするのは、「またアレか」と思って、味覚より先に知覚が飽きてしまうからだ。大好物の牡蠣なら大丈夫かと思って昼食、夕食、翌日の朝食と三度食べ続けた時は、脳が拒絶反応を起こした。それを考えると、毎食食べても飽きない米は偉大な存在である。

0 件のコメント: