今日、バラック・オバマ氏が第44代米大統領に決定しました。その熱狂ぶりをラジオで聴き、マリー・アントアネットとルイ16世が王位継承した時も、こんなふうではなかったかと思いました。ルイ14世と15世の政権下で、戦争と宮廷の奢侈に苦しんでいた民衆が、清楚なイメージの十代の新国王夫妻の誕生に心を洗われ、「これで世の中は良くなるだろう」と期待したのも分かる気がします。
私は政治的にはマイノリティーの支持者なので、ライス米国務長官のファンですし、ヒラリー・クリントン氏とバラック・オバマ氏の大統領指名候補戦では、二人とも支持していました。どちらかと言えばヒラリー派でしたが。とはいえ、初の黒人大統領の誕生は嬉しいです。オバマ氏の大統領就任は来年ですし、米国のような超大国では国家元首一人が替わったからと言って状況が急に改善するわけではありませんが、それでも海外派兵の縮小や、既に身近に感じられる金融危機の逼迫感が緩和され、景気が回復することに期待をかけずにはおれません。
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