2008年10月4日土曜日

タピオカ日和

  今日はタピオカ日和でした。
  今日、明日と、日比谷公園で開催中の「グローバルフェスタ JAPAN 2008」へ出展している、「かものはしプロジェクト」の手伝いをしています。以前にも書きましたが、「かものはし」はカンボジアの児童買春根絶の運動をしているNPOです。
  グローバルフェスタは、「かものはし」のような国際協力活動をしている諸団体――NPOやNGO、国際機関、各国の大使館、外務省、協賛企業などが一堂に会して活動報告をしたり、展示即売、ワークショップ、コンサートなどをする、年に一度のお祭りです。
  「かものはし」は①活動内容の展示と、カンボジアのコミュニティファクトリー(民芸品工房)で製作した藺草製品の展示販売、②飲食物の販売を行い、私の担当は後者でした。せっせとタピオカドリンクの製造と販売をしたわけですが、主なメニューはタピオカ入りの①ミルクティー、②ココア(写真右後ろ)、③3種類のジュースをブレンドしたオリジナルドリンク(写真左手前)でした。最近には珍しいほどの暑さのおかげか、冷たいタピオカドリンクは予想外に売れました。暑さが厳しくなると、あっさりした味のオリジナルドリンクがよく出て、少し陽が翳ってしのぎやすくなすると、甘口のミルクティーとココアがよく出ました。途中で原材料の氷やミルクティーを買い足しに行ったり、オリジナルドリンクを何度もブレンドしたりとテンヤワンヤでしたが、午後5時閉店の予定が、3時で完売でした。売上金で、コミュニティファクトリーや従業員の必需品を贈ります。今日は、売上目標を楽に突破できました。
  この出展は、「ゆるかも」という「かものはしプロジェクト」の学生サークル部門が運営していますが、学生時代にこれといったサークル活動をしてこなかった私には、学園祭の模擬店の楽しい疑似体験になりました。

  「かものはし」のサポーターになって良かったなぁと思うことは多々ありますが、そのうちの一つは、ふつうの学生生活をエンジョイできなかったため空白になっていた部分が、今回のように疑似体験をする機会に恵まれて消化され、「学生気質」や「子どもっぽさ」を脱皮して精神年齢が上がり、実年齢に近づいていくように思えることです。
  それ以上に素晴らしいのは、もはや実現不可能な夢の一端を叶えてくれる点です。私も少女時代は人並みに偉人伝を読み、「世の役に立つ」大人になろうと思っていたはずが、実際はむしろ逆の存在になっている気がします。少女時代の初志通りの人生を歩んでいたら、自治医科大学を卒業し、過疎地域で修行を積んだ後、国境なき医師団へ入って、アフリカあたりで医療活動に従事しながら、時間を見つけてこのブログを書いているはず、なのですが。

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