2008年8月31日日曜日

英国大使館へ

 昨夜は英国大使館へ行きました。ブリティシュ・カンウンシルと大使館のフットサルチームの対戦と、バーベキュー大会があったので。バーベキューの方だけ参加したのは、試合の時間が英語のレッスンと重なっていたためで、私がフットサルのルールを知らないこととは無関係です。レッスン終了後、クラスメイト3人と共にタクシーで大使館へ乗り着けました。
 小雨のなか、テラスで供されたバーベキューはわりと美味しかったです。ことにインド風チキンが。私たちの講師アンディが担当した福引の賞品には、シャンパンや現金もありました。籤運が悪い私は籤を買いませんでしたが、クラスメイトの一人は賞品を当てました。ワールドカップのイングランドチームの、ミニチュアか幼児用の制服です。
 
 たしか小学生の時、美しいという英国大使館の薔薇園を朝のニュース番組で観て以来、憧れを募らせていた場所へ30年後に訪れたわけですが、その正直な感想は、スタンダールの『赤と黒』が代弁してくれます。
 「貴族階級のサロンというものは、いまそこから帰って来たといって人に自慢するには楽しいけれど、ただそれっきりのものだ。」(第11章、鈴木力衛訳、日本ブック・クラブ刊)
  
 写真は、テラスの階段から見下ろした日本庭園です。背の高い生垣の縁の、マゼンダ色の夕暮れが次第に濃くなっていくのを、黒ビールを片手にぼんやり眺めたのは贅沢な時間でした。なんのかんのと言って、8月の忘れ難い締めくくりになりました。

2008年8月24日日曜日

Tokyo Disney Sea!

At last, I went to Tokyo Disney Sea for the first time! I attended seven attractions or shows, and 'Journey to the Center of the Earth' is the best one there. It's a roller coaster which reflecting the image of Journey to the Center of the Earth. I and my friend, who are two middle-aged ladies, excited on it!

I saw Maruzen Maihama Ikspiari branch on my way back from Disney Sea.

2008年8月22日金曜日

今週のお買い物


 お盆を過ぎたら、急に日差しが穏やかになってきました。けれど蝉は相変わらずやかましく、空は青く、入道雲が幅を利かせている、それに気づくたびに、盛夏のさなかに忍び寄る夏の死と秋の気配を、毎年感じます。
 とは言えまだ日ざしは強いので、水曜に日傘を買いました。綿とポリエステル混紡の白地に紫、青、白、緑のステッチ刺繍の小花が散っているデザインで、色彩的にドームの菫を連想していたら、「勿忘草です」と三越の店員に言われました。
 この傘は中国製ですが、この頃、デザインがステキで値段が手頃な雑貨って、ほとんど中国製のようです。モネの絵をプリントしたお気に入り雨傘も中国製です。雨傘のデザインは、おそらく上の「ウォータール橋」を基にした物で、テームズ川にかかる鉄橋が鈍く金色に輝いてレースのように傘を縁取り、傘の中心は混沌とした紫の朝靄で、雨の日に傘の中から模様を透かし見ると、心が浮き立ちます。
 この2本の傘のおかげで、雨の日も晴れの日も外出が楽しくなりました。

 今日はネットで買った「成功の9ステップ」のCDセットが届きました。一種の自己啓発CDです。成功コンサルタントこと、ジェームズ・スキナー氏、経営コンサルタントや、自己啓発セミナーを通して、会社の経営や個々人の人生を成功に導こう、という活動をされている方が、年に数回開催されるセミナーのオーディオ版です。数年前から興味があり、セミナーの事前説明会に参加し、頂いた小冊子を繰り返し読んでは勇気づけられていました。ジェームズいわく、成功するには次の9ステップをマスターしなければならないそうです。
  1. 今後、何をするか、何をしないかを決断する
  2. その目標実現のための学習方法をマスターする
  3. エネルギー=健康維持の管理方法をマスターする
  4. 感情のコントロール方法を学ぶ
  5. 目的をより明確にする
  6. 計画を明確化し、時間の無駄をなくす
  7. 目標へ向けて行動を起こす
  8. 1~7で望む結果が得られなければ、改善策を考える
  9. 自分の夢の実現に他人の協力を得るために、リーダーシップを発揮する。
  小冊子では「目標を書き留めよう」と勧めていましたが、これってけっこう侮れません。昨年の12月にいくつかの目標を書き出して壁に貼っていたら、今年の3月に、その目標の1つが叶いそういになりました。が、その時点でその願いが思っていたようなステキなものではないことが分かってしまったので、目標を書いた紙から切り取りました。その3日後ぐらいには、その「目標」は実現困難なものに変わっていました。言霊の力って侮れません。言葉は大切に扱おうと思いました。

2008年8月19日火曜日

今週の本

 昨日は、久し振りに丸善日本橋店へ行き、三枝匡著『V字回復の経営』(日経ビジネス人文庫)を買いました。ビジネス小説です。
 それから、Alice Elliott Dark 著 In the Gloaming (たそがれ時に)を読み始めました。翻訳学校の教材で、夏休み中に訳さなければいけないのですが、まずは読み物としてリラックスして読んでいます。事故か何かで身体障害者になったらしい息子と、母親の対話です。今までの翻訳教材の中では、最も小説らしい小説です。
 翻訳支援ソフトTRADOSの解説本も読書中です。この1冊だけで重いのに、出勤時には上記の本やプリントも持ち歩くので、鞄が重いです。

2008年8月17日日曜日

Look Back at This Week

    I've finished Love in the Time of Cholera by Gabriel García Márquez, Representative Men of Japan by Kanzo Uchimura, and Solitary Cyclist of the series of Sherlock Holmes. I also saw the film ‘Love in the Time of Cholera' and enjoyed magic realism and tropical atmosphere in Márquez's world after a long interval. He's a Colombian Nobel Prize winner and one of my favourite novelists.

   And then I saw Philip again in about nine months this Saturday. He 's an English teacher at the British Council, and we've mutual interests: reading and opera, although he prefers German opera and I prefer Italian opera. He told me that he's reading The Temple of the Golden Pavilion (Kinkaku-ji) by Yukio Mishima, and recommended me his own article on Virgin Atlantic's site. I also recommended him my blog. I think amateur writers are people who read each other's work to read their own work. Phil, do you read MY blog? I've already read your article.

     The following is comments form Phil by e-mail.

2008年8月3日日曜日

How I learn and remember new words?

'When I learn and remember new words,' I told an Indonesian classmate at the British Council, 'I always make word cards.' She didn't know word cards, but they are a common way of remembering new words among Japanese students. For example, If I want to remember the word 'submit', I write the word and a use of the word, for example, 'submit a document' on the front of a card, and write the meaning and part of speech of the word in Japanese on the reverse side. Then I use the word and phrases in English emails or letters as occasion arises.

(19 July, 2007, a homework for the British Council)

フェルメール展


 昨日は、東京都美術館のフェルメール展へ行きました。初日のせいか、午前中から混んでいました。フェルメールの作品には子どもがほとんど描かれいていないが、実際には12人の子どもがいたという解説を読んで、彼の作品は実生活の反転画でないかと思いました。1ダースもの子どもがいたら家の中が静かになる時は一時だってなかったはずで、彼の作品に漂う静謐さは、実生活の裏返しの願望を描いたものではないかと感じられました。
 フェルメール展でいつもがっかりするのは、フェルメール自身の作品が少ないことです。現存作品が三十数点で、それが世界中の美術館に散っているとあっては仕方のないことですが。その点、今回の企画展はまあ良かったです。40点の出展作品中、8点がフェルメールでした。今まで見たことのなかった構図や題材の作品もありましたが、一番いいと思ったのは上の「リュートを調弦する女」です。窓際の机の前で女性がリュートを調弦している、「これぞフェルメール」という定番の構図です。

 その後、ブリティシュ・カウンシルへ行き、帰りにクリスティの『無実はさいなむ』(ハヤカワ文庫)を買いました。大筋は『スタイルズ荘の怪事件』に似ています。慈善家妻夫と、その養女と養子で構成された不自然な大家族があり、その女家長が殺害される。犯人とされた養子の一人が獄死した後、彼の無実を信じる証人が現れて捜索が再開される、というストーリーです。まぁ、意外な結末と言えましょうか。話の展開より、登場人物の個性と心理描写が面白かったです。養女の一人、ヘクターの台詞は真実をついていて、ハッとさせられました。「わたしって、とても弱い性格なの。いつでも一番手っとり早いことをするの」